鍵盤楽器

誰しも音楽ライヴをやろうと思えば、まだ疲れていない前半に技巧を要する曲を持って来て、中盤で少し休み、後半にまたそこそこ難しいものを弾こうとする(要体力)。
SATSUMA3042さんのYouTubeライヴの構成も同様なので、こららも前半はきちんとPCの前に座って聴き(お陰でホワスネの"Still of The Night"(1987)が聴けた(^^)、中盤に手慣れた曲(シェンカーさん)を弾き始めると用事を片付け、後半(EVH)は録画だけして夕食&後片付け。

その前半にレインボーの"Spotlight Kid"(1980)をモデレーターの方がYouTubeに上げているkeyboardソロ動画と合わせて弾いていた。随分と謙遜されてはいたけれど、前回「いつかSATSUMAさんと共演したいな」と口走らなければ、こういう企画を考えられもしなかった訳で。

アイディアとしては面白くて楽しませて貰ったんだけど、どうにも自分も鍵盤楽器を弾くもので、その演奏動画の指に目が行き「ピアノを弾く人じゃないんだ」と。エレクトーンかな?

↑の原曲を弾いているドン・エイリーが弾いている動画↓と比べると良く分かるかと。


Michael Falkenstein Video Interview with Don Airey DEEP PURPLE

どちらも同じ電子楽器を弾いているんだけれど、ピアノを弾く人は、普段鍵盤を叩かねば音が出ないため、指を鍵盤に対して立て、指先を鍵盤に落とす。故に演奏の邪魔になるため爪を伸ばすことができない。元々電子(気)楽器を弾く人は、軽く押せば音が鳴るため、指の腹で鍵盤を押す(爪を伸ばしていても弾ける)。
グリッサンド(鍵盤の上を指を滑らせる奏法)も仕方が違うね。ピアノ弾きは指1本か数本纏めて立てて指を丸めるようにして滑らすけど、電子(気)楽器の人はこうやって鍵盤にぺたっと指をつけて滑らすんだ…初めて知った(^^;

私もドン・エイリーにハマっていた時にシンセを買ったクチだけど、数カ月で放棄してしまった。スコアを見ながら真似して弾くのは良いんだけど、その後ピアノでクラシック曲を弾こうとすると鍵盤が重くて重くて…結局二者択一を迫られてピアノを取り、以後はピアノでフレーズや曲を真似することに。

シンセもピアノも平然と弾いているドンさんを「男性で指の力が強いからかなぁ」と思っていたけれど、ツアーから戻ると数日間ピアノを弾きまくるという記事を読んで、皆同じなんだなぁと。

昨日のYouTubeライブで↑含めリッチー・ブラックモア三連荘(スポット→キルキン→Burn)しておられたけれど、鍵盤楽器では容易いクラシカルな三連符アルペジオが、ギターだと1フレット飛ばして押さえねばならないため、意外と難しいのだなぁと。
その部分でかなり音を外されていましたが、無料で聴かせて貰っているのだから「今日は調子が悪い?」などとコメントしないように(^^;

 

今夜のBGM: 「再会」(『さよなら銀河鉄道999』サントラ(東海林 修 作曲):1981)
曲としては「青春の幻影」が一番好きだけど、弾いていたのはこの曲。耳コピして冒頭の部分だけ良く弾いてたっけなぁ。


再会~LoveTheme~