変身

沖縄や山口の方は悪くないのにね…気の毒に。

EverQuestの思い出 その4]
現在のWikiクラス紹介:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A8%E3%83%90%E3%83%BC%E3%82%AF%E3%82%A8%E3%82%B9%E3%83%88#%E3%82%AF%E3%83%A9%E3%82%B9:Class

昔(レベル上限65の時代の)のWikiのクラス紹介は辛辣で、それでいて短文ながらも言い得て妙で面白かった。デジタル化を兼ねて、以下に当時のクラス紹介部分をご紹介。ゲーム内用語には注釈を加えてあります↓

ウォーリア(WAR)
圧倒的タフネスを誇るメインタンク。裸の状態の全クラスを並べて見た時、最も役に立たない連中。すなわち重要なのは連中が着ている鎧の方であって、中身はハンガーでもよい。

ローグ(ROG)
バックスタブ(背後からの攻撃)を操る最強アタッカー。こそこそと隠れ、勝手にカギを開け、背後から刺すという特技の数々は彼らの人間性を物語ってやまない。弱いmobに対して特に強い。

モンク(MNK)
極限状況下で真価を発揮する最強のプラー(敵を戦闘位置まで連れて来る役)。グループが全滅しても1人だけ生き残る、究極の裏切者。待たせた挙句にやとプルから戻ってきたと思ったら、戦闘中ずっと寝ている。

パラディン(PAL)
A級MT(Main Tanlk)にしてS級ST(Sub Tank)、万能プレートクラス。
小細工に長けており、脇役が一番似合う、うだつの上がらない連中。ダメージアウトプット(dps)の低さには定評がある。

シャドウナイト(SHD
ヘイトの鬼。全く(mobをCLRやENCに)跳ねさせないMT。
あまりにも跳ねないため、たいてい最初に死ぬ人柱的存在。MTしかやらせてもらえない。

レンジャー(RNG)
高性能レーダーにして遠近両用アタッカー。
居ながらにしてmobの所在はおろか他グループの動向まで見通す覗き魔。

バード(BRD)
ソング(song:歌)を駆使する万能サポーター。
ソングの有効範囲を巧妙に使ってアンデッドインビジやステルス(双方敵から身を隠す呪文)を解除し、メンバーを謎のapp死(姿を現して敵に殺されること)に誘う怪人。

ビーストロード(BST)
猛獣を使役するアタッカー。
ペットの世話をする人物。言わずもがなであるが、サーカスの客が見るのは猛獣であって、猛獣使いでは無い。

クレリックCLR
生命の支配者。EQにおける一方の神。よせばいいのにアタッカーをやりたがり、あまつさえMTまでやりたがる、戦闘中最も暇な生物。大技"OLS"(Online Sleep:操作している人が寝てしまうこと)は文字通り必殺である。

ドルイド(DRU)
ヒーラーにして万能のユーティリティ。
いつもキョロキョロと落ちている食料を探しており、拾った端から食ってしまう、乞食のような連中。

シャーマン(SHM)
ヒーラーにしてバフ(buff:有効な呪文)とデバフ(debuff:能力を削ぐ呪文)の鬼。
物凄い数のバフを送り付けてバフスペース(当時は15個まで)を埋め尽くし、CLRの「HoT(Heal over Time:1tick(6秒)毎に一定量を回復させる呪文)入らねー」という悲鳴にほくそ笑む変人。

ウィザード(WIZ)
絶大な瞬発力を誇るDD(Direct Damage:直接攻撃呪文)アタッカー。一瞬の輝きに生涯を捧げる花火職人。シーズン以外はタクシーの運転手として地味な日々を送る普通の人間。

マジシャン(MAG)
強力な精霊とDDを併せ持つアタッカー。召喚の第一人者。
キャンプ中でもレイド中でも、mobを一匹タゲり(標的に定める)さえすれば、たちまちペットを飛ばしてトレイン(敵が集団で追いかけて来るさま)を召喚することができる。

ネクロマンサー(NEC
強力なアンデッドを操るアタッカー。mobのHPやマナを吸い取って半永久的に活動を続ける吸血生物。卓越したソロ能力ゆえに、金だけは唸るほど持っている。

エンチャンター(ENC)
戦略の支配者。EQにおけるもう一方の神。神性と虚弱性の両面で、天国に最も近いキャスター。プレーヤーをかえるに変身させてくれる至高の存在。

 

今や片方の神(CLR)は傭兵に取って代わられ、もう片方(ENC)はaltのbuffer(サブキャラとして持つbuff屋)に成り下がったけどね(^^;
確かに本職CLRはキャンプが上手く回っていると暇で敵を殴りたがるし(鎧クラスで硬いため)、時に寝る人もいるけれど、「味方のHPを平均化」することが出来る(傭兵CLRはこの能力を持たない)。グループの誰かが敵から強烈な一撃を受け瀕死、ヒールも間に合わないといった状況下で、味方全員のHPを一瞬で平均化し、直後にグループHoTを入れて減ったHPを回復させるという離れ業。傭兵だとそのプレーヤーを死なせるけれど、本職のCLRはこの方法で死なせないから流石。
ENCもLDoN(The Lost Dungeons of Norrath)拡張では連日グループに誘われた。制限時間内(50分)にitemを35個集めろ/敵を40体killしろ等々のミッションなので、1匹ずつpullしていると埒が明かない。適当にpullすると必ず複数敵がincする→ENCが必要、となるわけ。特に大変だったのはGukダンジョン。常に5匹以上来る敵をmez keep(時に+root keep)しつつ全てにslowを入れ、しかも他より敵が強いため、グループの面子によってはcharmまで必要だった。マナは枯渇し休む間もない。あれを「引く手数多で羨ましい」と言われましても…orz

pullerはMNKではなくBRDが担当する。高レベルまで生き残ったBRDは恐らく全クラス中最も腕の良い人達なので、さっさと敵を一匹ずつ上手に連れて来てくれる。「謎のapp死」というのは、BRDは足が非常に速いため、ついて行けずに歌の効果範囲から外れてしまうという意味。グループに居なければMNKかRNGがpullを担当する。NMKもRNGも居ないならSHD、それすら居ないなら(どんなグループやねん(^^;)ENCがtashで引くことも。

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ENCは変身魔法を数多持つ。カエルに変身させる呪文はLv.65で習得

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BoT中庭でのキャンプ。変身して視点が変わったり動きがカクカクするのを嫌う人(特にMT)も居るので、他人を変身させる際は事前に了解を取ってから

ENCはNorrath全種族に変身出来、動物やスケルトンや精霊、カエルに…と多種多様な変身呪文を習得できる。
主要な使途は1にfaction(印象)調整。クエスト等を行う/クエストアイテムを集める際、対象NPCのこちらに対するfavtionがally(友好的)でないと返事すらして貰えないということも多々あるので、種族や信仰の近いものに変身する。或いは周囲のmobのfacをKoS(Kill on Sight:視界に入れば即攻撃)から上げて襲われないようにするため。直接factionを上げる呪文も持っている。商人から物を購入する/売る際にもfactionで値が上下する。
その2の用途は…昔からENCを使っている人を観察すると良いけれど、大抵種族がGnome(ノーム)。昔はincする敵を全て表示してくれるご親切なウィンドウなんて無かったので、来た敵を目視してmezしなければならなかった。時に敵がスタック(重なる)していたり、影に隠れて見えなかったりするので、「位置を変えながら」素早くタゲを取っていた。キャンプ場所が非常に狭かったり崖っぷちの時もあるため、敵味方が交錯する中、円滑に位置を変えるには「小さい種族」が最適で、それがGnome一択につながっていた。で、Gnomeを選択した場合、巨人の街(カール・ドラッケル等)に行くと、階段すら(巨大過ぎて)上れない。その際に巨人種族(トロルとか)に化けるために使用する。
その3は昔のWikiや上の写真にあるように「ネタ用」。

今は↑のご親切ウィンドウがあるため、好きな種族でキャラ作成してokかと。あと上記factionのため必ず「無信仰」とすること。装備集めもENCは他のキャスターとは異なり、CHA upの付いた装備を優先する。例えばINT(Intelligence:マナ量を左右する)+30のアイテムとINT+20、CHA(Charisma:呪文の成功確率を左右する)+10のアイテムがある場合、後者を選ぶ(ENC以外は全て前者)。ただ今はFlawed~とかHero~とか付いた装備で皆一緒だから余り関係ないか(^^;