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今のように海外リーグの中継がなかった時代、
テレビ東京(大阪)の「三菱ダイヤモンドサッカー」は貴重な番組だった。
30分番組だったので(しかも民放なのでCM入り)、1試合を2週かけて放映したりw

その解説者として有名だったのが岡野俊一郎氏。
東大卒の知的で落ち着いた判り易い解説で、私をイタリアに引っ張り出した選手を彼も気に入っていて、
その献身的(?)な運動量を解説でよく褒めてくれていたのを覚えている。

最初のセリエA観戦は1986-87のユヴェントス - フィオレンティーナ(1987.3.1)。
ミシェル・プラティニ現役最後のシーズン&マラドーナ率いるナポリの全盛期。
そこからローマの試合を見(1987.3.8)、その時点の首位対決ナポリ - ローマを、
観客82,000人の喧騒のサンパオロ・スタジアムで観戦(1987.3.15、結果は0-0)。
(この試合は後日(5月頃)前述のダイヤモンドサッカーでも放映)

あの日、ローマ・テルミニ行きの最終列車に乗り損ねて(日帰りでナポリに観戦に来ていた)真っ青になり、
駅員氏を捕まえて「今日中にローマに帰りたい!」とのたまったら、
「オスティエンセ駅を通過する列車があるから、そこから地下鉄で帰りなさい」と教えてくれて、
無事ローマに帰着。
しかし駅員氏は伊語しか喋ってなかったし、当時の私は伊語の「イ」すら話せなかったのに、
何故言ってることが理解できたのか未だに謎…(^^;

懐かしい日々の記憶が次々と甦る。
当時一番速い列車でも片道3時間半を要したローマ - ナポリも、今や新幹線で1時間強の時代。
ご冥福を心よりお祈り致しますm(_ _)m