2-0

サッカーは瞬間での判断と、それが連続した流れを読むことで試合を作っていく訳だけど、
その判断と読み、意識が全選手で共有されていて、非常に見応えのある試合だった。
普通スタンド上段の席は選手も豆粒で臨場感にも乏しくなるけれど、
昨日の試合はオフ・ザ・ボールの動きを含めて、あの席から俯瞰した方が楽しめたと思う。

レギュラー組が殆ど出場せず、パスの出所をマンマークで全て押さえられる奇策を取られたものの、
逆に考えれば相手戦力は通常より下、人数を中央のマークに取られてサイドが空くため、
そこを押し上げて中央を介さないルートで攻める、戦術の駆け引きも面白かった。

僅差で油断のならない相手だったため、試合終盤も攻めてボールを高い位置でキープ。
五輪代表はGKからのボールを掻っ攫われて得点を許していたけれど、A代表はそんな愚は冒さない。
選手個々の判断が行き届いた、最後まで自分達でコントロールした試合。本当に強くなった。
これがアジア限定なのか、世界にもある程度通用するのかは来月分かるねw

ガゼッタweb版でも記事に↓
http://www.gazzetta.it/Calcio_Estero/Primo_Piano/11-09-2012/zac-spunta-contro-zico-giappone-batte-1-0-iraq-912574315044.shtml
フォメは4-2-3-1、動きも滑らか、明確な意図、試合を通して素晴らしい集中力だったと褒めてくれています。
トップ下の本田選手とボランチの2人(長谷部&遠藤選手)、そして長友選手が良かったと。

■ブラジルW杯2014予選、イタリアは2-0でマルタに勝利
でも熱狂するほどの試合ではなかったそうで。確かにアマチュア代表相手に2点は少ないわなw

イタリア - マルタ 2-0 (前半1-0)
イタリア (4-1-2-1-2): Buffon; Cassani, Bonucci, Barzagli, Peluso; Pirlo; Nocerino, Marchisio;
Diamanti (後半1分 Insigne); Destro (後半37分 Giovinco), Osvaldo (後半24分 Pazzini).
(Sirigu, De Sanctis, Maggio, Ogbonna, Acerbi, Poli, Giaccherini, Verratti, Borini).
監督: Prandelli
マルタ (4-4-1-1): Hogg; Borg, A. Agius, Dimech, Muscat (後半42分 Camilleri);
Bogdanovic (後半24分 Cohen), Sciberras, Briffa, Herrera; Schembri; Mifsud.
(Haber, Gauci, Caruana, Azzopardi, R. Fenech, P. Fenech, E. Agius, Barbara).
監督: Ghedin
主審: Munukka (フィンランド)
得点: デストロ(前半5分), ペルーゾ(後半48分)
警告: Hogg(遅延行為), Muscat, Schembri(ファウル), Cohen(シミュレーション)
ロスタイム: 前半0分, 後半3分

他の欧州各国の試合結果↓
http://www.gazzetta.it/Calcio_Estero/Primo_Piano/11-09-2012/capello-altro-successo-russia-stende-israele-912577290141.shtml

■カーチ・キライ、アメリカ女子代表のコーチに昇格
2009年からサブコーチとしてマッカーチョン監督を補佐していたそうですが、
彼が大学チームの監督に戻ったため、キラリーちゃんが昇格するそうです。

■南米クラブ選手権、個人賞
MVP: Evandro Guerra (UPCN) ARG
ベスト・スパイカー: Wallace (Sada Cruzeiro) BRA
ベスト・セッター: William (Sada Cruzeiro) BRA
ベスト・ブロッカー: Marcos Acacio (Sada Cruzeiro) BRA
ベスト・サーバー: Estaban Grimalt (Linares) CHI
ベスト・レシーバー: Sebastian Garrocq (UCPN) ARG
ベスト・サーバー: Herrera (Huracanes) VEN
ベスト・リベロ: Sergio Nogueira (Sada Cruzeiro) BRA