今夜のBGM
17日(月)にNHK FMで超絶テクのギタリスト特集を10時間ぶっ通しでやるらしい。
それまでのロック・ギターのプレイスタイルに風穴を開けたのは、まぎれもなくイングヴェイ・マルムスティーン。
(今じゃすっかりブタってるけど)
彼が母国スウェーデンからアメリカに出て来て、とりあえずスティーラーというローカルバンドで演奏していた頃、
名うてのロックギタリスト達が彼等のライヴに姿を見せていたそうな。
当時このLPを外盤で入手したけど、曲はヘボいわ、音は悪いわ、他のメンバーとの力量差があり過ぎ。
アコギの音色がキラキラしてて綺麗なのは昔から。
"No Way Out"(STEELER: 1983)
んで元レインボーのヴォーカリスト、グラハム・ボネットが新しく作る自らのバンド・アルカトラスに彼を呼んだ。
この曲は当時のギターキッズの心に火を点け、
音楽雑誌の「バンド入りたい」コーナーで「"Jet to Jet"のソロくらいなら弾けます」とかw
"Jet to Jet"(ALCATRAZZ: 1983)
アルカトラスも早々に脱退してソロアルバムを出した。
これが米『ギター・プレーヤー』誌の年間ベスト・ギター・アルバム賞を獲得。
"Now Your Ships Are Burned"(RISING FORCE: 1984)
スケールの速弾きに目が行きがちだけど、物凄いと思うのは、この独特のリズム感というかタイミング感。
速く細かい符割りでもピタッ、ピタッと合わせて全くズレない。この心地良さよ(ベースも彼が弾いている)。
このアルバムが認められたことで「速く弾いてもいいんだ」と思ったのか、
まぁ出るわ出るわ、クリス・インペリテリとかポール・ギルバートとか…雨後の筍のように速弾きギタリスト達がw
その辺を特集するのですね、というわけで回顧に走った夜でした。