[Windows 10が起動しなくなったときの対処方法]
C:\WIndows\System32下のCatRootディレクトリ(Windows Updateの履歴が格納されている)をいじったりしてWindows 10が正常起動できない状態になった場合の対処方法。
このディレクトリは色々とややこしい仕様のようで、以下の特性がある。
- CatRootディレクトリ下を削除するとWindows 10が正常起動しなくなる
- CatRootディレクトリを別の名前にrenameすることは可能
- 他のディレクトリを"CatRoot"にrenameすることはできない
- 他のPCからCatRoot下に正常な更新履歴をコピーしても正常には戻らない(Windows Updateが正常に行えるようにはならない)
「どうすべぇ?」と長い間考えていたんだけれど、ようやく以下の手順で元に戻せた。
(必要な機器)
- 正常に動作している同型のPC(前回正常に戻せたPC)
- 外付けHDD
- 外付けDVD-Rと空のディスク1枚
(手順)
- 正常に動作している同型のPCからイメージディスク(→外付けHDD)と修復ディスク(→DVD)を作成する
- 故障しているPCをコマンドプロンプト状態にし、Windows\System32下のCatRootディレクトリを適当な名前にrenameする
- 故障しているPCの電源を切る
- 外付けDVDを3に接続し、BIOSを起動して外付けDVDを最優先起動ドライブに設定する
- 外付けDVDの修復ディスクを走らせる
- 「詳細オプション」から「スタートアップ修復」→「Windows 10」を実行
- 結果は失敗と出る
- イメージファイルが格納された外付けHDDを接続する
- 再度「詳細オプション」から「イメージファイルによる修復」を選択し、正常なPCのイメージファイルを故障したPCにコピーする
- コピーが完了したらマシン名等を修正する
いきなり「詳細オプション」から「イメージファイルによる修復」を選んでも、修復ディスクを先に走らせろ~と文句を言われるので、上記手順に。