お金の掛けどころ

職域接種だったから3回目がモデルナでも一向に構わないけれど、肝心の接種券が送られて来ないので打ちようがない。しかし大阪は相変わらず死者多し。

ビゼー作曲『カルメン組曲』(「ハバネラ」)は分かり易さで言えば平易だけど、この♪フンガー、フンガー、フンガー、フンガー、タッタラッタラッタラッタ、タッタラッタラッターは、「あー、この曲なんだっけ?(^^;」の最たるものかもw↓

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今期の月9は『銀英伝』のように場面場面に合ったクラシック曲を選んでいるのではなく(選曲はクラシック評論家の故・佐々木節夫氏が担当していた)、こういう場面ではこの曲(例えばクライマックスでは『四季』の「冬」とか)という風に何曲か選んで、その中で使い回している感じ。
ドラマの構成上(主人公と犯人or関係者との)対話劇の様相を呈しているので、相手役(≒男性キャスト)にそれなりに(名のある役者を揃える)コストがかかるため、女性キャストがその分割を食っている印象を受ける。音楽は言わずもがな大半が(著作権不要の)クラシック。

6日の「鬼滅の刃」も映画に匹敵する作画クオリティだったけど、今まで言っているように劇伴(BGM)が見る影もない。印象に残らない&手間暇掛けずに作ったDTM感。

残念ながら昔のように全体的にお金をかけることは出来ない時代なんだろうなぁ…。

 

今日の動画『銀河英雄伝説~我が征くは星の大海』BGM
同盟軍のヤン・ウェンリーが「ヘリウムと水素、マッチ一本火事の元さ。もっとも、そんな危険な火遊びを思いつく奴が敵に居るとも思えないがねぇ」と高をくくっている矢先に、帝国のラインハルトが「核融合ミサイル(=マッチ1本)を発射しろ」。
「居たりして…(^^;」な場面に余りにもどハマりなBGM。それも当時日本では知られていないニールセンという北欧の作曲家の交響曲第4番「不滅」(第4楽章)という曲。この『銀英伝』最初の映像化作品(1時間のアニメ映画:1988年)の長回しクラシックには本当に感心したっけなぁ。ラヴェルボレロが流れている最中殆ど台詞なし。でも映像と音楽だけで戦況が理解できた。最後のマーラーが流れ終えた時には、まるで数時間の超大作を見終えた気分だった。音楽を蔑ろにしてはいけないよ、うん。