R.I.P.

松本零士氏。
NHKのニュースでも出ていた通り、『さらば宇宙戦艦ヤマト』公開時(1978年)には映画館の外に行列が出来た。チケットを買って中に入れば一日中見ていることも可能だった当時の映画館にあって、異例の1回限りの入れ替え制を取った作品だった。
白色彗星のパイプオルガン曲に震えおののき、絶望し、ボロ泣きしたっけなぁ。

『さらば~』は自決(を称賛している)と取れなくもなく、現在では当時と評価が変わっているからか、ニュースでは『銀河鉄道999』を代表作として取り上げていた。

この頃は大作(上映時間が2時間程度)アニメ映画が沢山作られ、BGMも本格的で、BGMを聴けば映像が、映像を見ればBGMが思い浮かぶという風に密接な関係があった。

件の「白色彗星」に、哲郎とメーテルが再会する場面の「再会」、いまだ大好きな「青春の幻影」、「無限に広がる大宇宙~」と思わずのたまってしまう「ヤマト」の川島和子さんのスキャット曲… etc. etc.

 

本日のBGM: 交響組曲『宇宙海賊キャプテン・ハーロック』より「Wandering(悲しみ、怒り、そして旅立ち)」(横山菁児作曲: 1978年)
最後(4分を過ぎたあたりから)が演歌調になるのが残念だけれど、そこまでは静謐かつ情感溢れた良曲。青春時代を彩っていただき有難うございました。ご冥福をお祈りします。

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