ラテアート

news.yahoo.co.jp

(東京人)敦賀(福井)まで新幹線1本で行けるようになった!
(関西人)金沢まで行くのに新幹線に乗り換えなあかんのか…ならええわ!

今まではサンダーバード1本で行けてたのにねぇ(^^;

昨日は代休だったので、ネットで見つけたラテアート講座に出掛けた。
カフェでバリスタ氏はいとも簡単にラテアートを描き、YouTube上に幾らでも描く動画は上がっているのだけど、その「描く」以前の「仕込み」が大変らしい。

  1. まずはエスプレッソ。クレマ(泡)が立たねばラテアートも描けない。そのためには豆が新鮮であることだそうで。生豆なら2~3年はもつが、焙煎すると鮮度が保てるのはせいぜい4週間程度、挽くと24時間以内に使いましょう状態なのだそうだ。それより時間が経過すると酸化して味は落ち、クレマも立たなくなるとのこと。
  2. 次に牛乳は成分無調整の乳脂肪分3.5~3.6%を使用。ちゃんと量も決まっていて、
    6oz(オンス)カップ(≒180cc)には牛乳150cc(12ozピッチャーを使用)
    8oz 〃(≒240cc)には牛乳180cc(15ozピッチャーを使用)
    そして牛乳の線のきっかり2cm上まで泡立てる。温める温度は65℃が牛乳の甘味が出てラテアートもし易い。
  3. エスプレッソマシンは家庭用でも構わないそうで(但し色々な種類を全自動で作るタイプより、簡単なスイッチが付いているだけのエスプレッソメーカーの方が良いいとのこと)、業務用より泡立てに時間がかかるだけらしい。
    電源を入れたらスイッチをエスプレッソ抽出に合わせ、お湯を出して水をマシン内に引き込む。次にスイッチをスチームに合わせ、okランプが点灯したら、少し蒸気を出す。
  4. ピッチャーを自分の方に傾け、ピッチャーの中心ではなく少し左右に寄った場所にノズルを1cmほど入れて(横対流させながら)牛乳を温める。
  5. 次にノズルを液面すれすれまで引き上げる。
    最初チチチと甲高い音がして泡立ち始め、段々と音が静かになったら(=2cm泡立ったら)ノズルを心持ち沈め(1~2mm程度)泡を牛乳に混ぜ込んで行く。
  6. 私用したノズルは濡れ布巾で拭いて、(布巾でくるんだ状態で)少し蒸気を出す。ノズルに直接手を触れて火傷しないように。(これは良くカフェで店員氏がやっているね)
  7. スチームドミルクはすぐ分離するので、ピッチャーをトントンして泡を消し、(結構派手に)ぐるぐる回して牛乳と混ぜる。もったり、つやつやしてくればok。
  8. 準備が出来たらエスプレッソを抽出したカップの(右利きの人は持ち手を手前にして持つ、左利きの人は持ち手を奥にして持つ)、利き手側が客に出した際(持ち手が右になるよう=カップの柄面が手前に来るように置く)の上に来るようにして、カップの底を持つ。
  9. カップを利き手側に倒し、ピッチャーのスチームドミルクをカップから離して、カップの中心よりやや利き手側に寄せた部分に注ぐ(高さを出して重力をかけ、ミルクを底に沈めるため)。カップの6~7割程度の量を、百円玉程度の円を2~3回描くようにして注ぎ込む。
  10. カップを利き手側に傾けたままピッチャーを液面すれすれまで下ろして9と同様に、利き手側に寄せて注ぐ。今度はミルクは(重力がかからないため)表面に浮いてゆく。
  11. カップ一杯にミルクを注いだら、傾けていたカップを元に戻し、ピッチャーを液面から離して注ぐ手を緩め(量を絞り)、カップの真ん中を利き手側→反対側へと真っすぐにカットする。

こ~れ~でハートが描ける「筈」なんだけど、まぁもう無茶苦茶で(TT

先生のラテアート(時間が少し経過してから撮影。念のため)

1回目は10の手順で手が止まって注ぐのが遅れ、カップの真ん中に小さな円を描いただけ(TT、リベンジした2回目も…↓

リベンジの2回目…でもヘボい(TT

あの造作なく綺麗なラテアートを描くバリスタ氏は、ミルクを泡立てるところから細心の注意を払っているのだと思い知った2時間でした。あのかつて見た中で最高難度だと思えた「一輪のバラ」は、あの「カフェ・パスクッチ」バリスタ氏の渾身の作だったのだろう。大阪のチェーン店はあえなく潰れたけれど(大阪では「高いけど非常に美味しい」は続かない)、神戸には3店舗もあるそうで、いつかまた行ってみたいな。

動作練習は水でやると良いそうで、身体に覚え込ませるしかないのだとか。ミルクの泡立ち加減は音で判断し(物差しで2cm測る訳ではない)、とにかく泡立てたらさっさと手を止めずに注ぐ!

まずはピッチャーを買って水で練習→注文していたマシンがGWに届いたらそれで実際に練習。上手くいかなければこの講座の続編(初級受講者が受けられる中級講座)を受ける(軒並み満員だけど(^^;)。

講座が終了し店を出たのが12時過ぎ。
界隈はもう飲食店に昼食に入るサラリーマンが大勢。講習を受けていたカフェにも既に客1名入店済み&店前に4名ほど並んでいる。お給料が良いのか、ちゃんとお店に入って食べるんだなぁ。私なんか毎日作り置きor残り物を詰め込んだ弁当もどきだけどw

地下鉄で梅田に戻り、バスの時間までの25分で昼食をかき込み、75系統のバスで中之島美術館へ。平日だというのにチケット売り場には長蛇の列。絵にもそれぞれ群れているから見るのも大変。さすがにモネは人気があるなぁ(^^; 構図とか色合いとかが日本人好みなんだろうと思う。

撮影可の「睡蓮」のうちの1枚

オルセーにある夕日の(英国)国会議事堂とモチーフが一緒の絵とか、夜明けのモナコ港を描いた絵が気に入ったけれど、絵葉書になるとただぼんやりとした曖昧な絵にしか見えず残念だった。かといって複製動画にはこれらの絵はなかったし(数万の複製画にもばんばん注文が入っていた)。
以前京都にモネ展を見に行った時に額縁を買わずに帰って後悔したので、今回は絵葉書用の額縁も1つ買って帰った。時々中を入れ替えながら飾ろう(^^

充実した一日ではあったけれど、午前も午後も立ちっ放しで足が疲れました(^^;