コーヒーインストラクター検定3級講座

正月の神社の参拝帰りにコーヒーでも飲んで帰りたいなぁと、Google Mapで自宅からの経路近くの元旦に開いている店を探していたのがきっかけ。
結局参拝待ち行列の途中で能登半島地震で揺れたのと、参拝までに1時間強を要して暗くなりそうだったので直帰したものの、調べる過程で店舗のサイトを覗いていたら、オンラインショップに↑があるのを見つけた。

料金もお手頃(2,310円)、Zoomでのオンライン受講後に3級を取得できるし、何より好きなコーヒーの蘊蓄が増えるのは確実なので、週末は遅くまで寝ているのを少し早目に起きて受講した。

講義日前に郵送で届いたのは3級の認定証と↓
左から生豆、炒ったアラビカ種(単独で飲める品種)と炒ったカネフォラ種(主要品種のロブスタという言葉の方がよく使われる。ブレンド等に使用する豆)。

講座は知っていることもあり、知らないこともあり。
アラビカ種が主にコーヒーベルトの山の上で栽培されている(昼夜の気温差が大きいので、複雑な味になる)のに対し、山の麓で栽培されている(高温多湿で強い味になりがち。生産量も多いため安価で推移)ものがカネフォラ種なのだとか。
日本でも沖縄が辛うじてコーヒーベルトの北端に位置するため栽培されてはいるのだけれど、実成も少ない上に台風被害に遭うため、鉢植えにする等の対策を取っているそう。(この話は知っていた)
でもUCC等の大企業も沖縄での栽培を頑張っているそうで、そのうちに国産コーヒーが流通するようになるかも?とのことでした。

んで講師の先生が「カフェオレとカフェラテの違いは何ですか?」と。
これは引っ掛け問題だよねw
カフェ・オ・レ(Cafe au lait:仏語)もカフェ・ラテ(Caffe e latte:伊語、アメリカ経由で日本に入って来たため、伊語で「カフェ(エ)ラッテ」という発音が「カフェラテ」になってしまった)も現地では主に朝食用のミルクコーヒーで、要は「起き抜けだけは胃に優しいミルク入りのコーヒーを飲む」。以降イタリア人は夜までエスプレッソ一本鎗。日中もカフェラッテカプチーノを飲んでる外国人観光客を奇異の目で見ているよw それに伊のコーヒーは須くエスプレッソだし、エスプレッソマシンは世界中に普及している。また全てのイタリア人家庭にエスプレッソマシンやミルクフォーマーが常備されている訳ではない。マキネッタはどこの家にもあるけど。
だから「カフェオレはドリップ、カフェラテはエスプレッソ」とか「カフェラテは泡立てた牛乳を使う」とは一概に言えない(日本の店舗が独自にそう設定しているだけ)…というかカフェラッテのミルクはフォームミルクから泡を取って注ぐことが多い。まぁイタリアでも店によってはカプチーノ(コーヒー:ミルク:泡=1:1:1)と大して変わらないけどね。そもそもカフェラッテを外で飲む人自体がそこまで多くないだろうと(^^;

あっという間に時間が過ぎて、朝昼兼ねた食事の後に、生豆をコンロで炒ってみた。
昔、急須から注ぎ口と蓋を取ったようなガス火用の簡易焙煎機を持っていたけれど、「今後使うことはないだろう」と捨ててしまったようで、仕方なく玉子焼き器を使う↓

火から離して揺らしながら炒り、最後に既に炒ってあったアラビカ豆(これもブラジル)も加え、カネフォラ種の豆を半分足して「ブラジルブレンド」(これで大体アラビカ種80%、ロブスタ種20%程度の比率になる)にする。

アラビカ種(ブラジルの生豆+炒ってあった豆)

炒ってあったカネフォラ種(インドネシアAP1)

総量25g程度のブレンドをグラインダーにかけ(奥に見えているのがマキネッタ)、

総量25g程度の粉を2つに分けて、その片方で(ペーパードリップで)淹れたのが↓

豆:自家製ブラジルブレンド(ブラジル&インドネシア
カップ&ソーサー:仏ベルナルド社 "Années 30"
菓子:ピスタチオのカントゥッチーニ(昨年秋ローマのイータリーで購入)

ブラジルだから酸味が強いか?と心配したけれど、苦みの方が強かったので問題なく飲めました。なかなか(^^

さて次は2級(講座+試験)…と言いたいところだけど、
受講料25,000円+受験料5,000円+合格時の諸費用5,000円+テキスト料4,000円=合計39,000円。うー(TT